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和伝会との繋がり
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今回は和伝会の和文化体験お教室のご紹介です。
吉村珠尾上方舞教室 – 吉村珠尾上方舞教室|初心者の方を対象とした地唄舞(上方舞)の教室です。 https://yoshimura-tamao.com/
なかなか触れる機会がない日本文化を気軽に体験できます。
是非、ご覧ください。
お正月にはやっぱり気になる十二支の物語!
十二支の物語
昔々、神様が動物たちに向けて「1月1日の朝に、神様のもとへあいさつに来なさい。早くたどり着いた1番~12番目までの者を、交代で一年間、その年の守り神にする」という旨のお触れを出しました。
それを聞いた動物たちは皆、「我こそが1番になろう」と張り切ります。
そこで十二支の順番を決めるレースの物語が出来たといいます。
何故12支かというと、星が12年で天を一周することから、古代中国の天文学では天を十二分し、動物に当てはめたそうです。
十二支それぞれのエピソード
【1位:子(ねずみ)】ズル賢いねずみは、レース前日から支度している牛の背中にこっそり乗って神様のもとへ。ゴール前で飛び降り1位となりました。
【2位:丑(牛)】牛は、自分の足が遅いことを知っていたので前日の夜から歩き始めました。到着寸前でねずみに先を越され2位になってしまいました。しかし、牛は怒ることはなく、2位で十分満足していたそうです。
【3位:寅(虎)】 虎については、足の速いことにプライドを持っており、早く着くため日の出とともに出発。しかし、前日に出発していた牛やねずみには勝てず3位となりました。また、他の説では、虎は神様の話を噂で聞いていたため、半信半疑のままレースに参加、本気を出していなかったため3位という順位になったという説もあります。
【4位:卯(うさぎ)】 うさぎは、他の動物が休んでいる間もひたすら跳んで向かったことで、4位という高順位になりました。
【5位:辰(龍)】【6位:巳(へび)】
龍とへびについては、同時に到着したという説があります。順位を決めるのにあたって、修行を積んで空を飛べるようになった崇高な龍にへびが先を譲り、この順位になりました。
【7位:午(馬)】 馬は、足が速い方ですが道草ばかりしてしまい、7位になってしまいました。
【8位:未(羊)】 羊は、途中で道に迷ってしまい、8位になってしまいました。
【9位:申(猿)】 猿は、仲の良かった犬と向かっていましたが、喧嘩になってしまいます。幸い鳥が仲裁に入ったため9位で到着することができました。
【10位:酉(鳥)】 鳥は途中、猿と犬の喧嘩に遭遇。喧嘩する2匹の仲裁(真ん中)に入り、10位で到着。そのため、猿・鳥・犬という順番になっています。
【11位:戌(犬)】 犬は、鳥のおかげでなんとか11番に到着することができました。(「犬猿の仲」のことわざの由来の一説にもなっています。)
【12位:亥(イノシシ)】 最後に到着したイノシシは、実は順番としては1番に到着していました。しかし、真っ直ぐにしか走れなかったことから、神様のいる場所を通り過ぎてしまい、引き返す羽目に。結果的に12位となってしまいました。
そもそも十二支は何故12なのか。
十二支は古代中国で生まれ、本来は木星の位置を示すための呼称でした。星が12年で天を一周することから、古代中国の天文学では天を十二分し、動物に当てはめたそうです。以来、十二支は中国や日本をはじめとした、多くのアジア諸国で使用されています。
なお十二支に当てはめられる動物は、国によって少しずつ違うようです。例えば、中国では「亥」は「ブタ」のこと。さらにモンゴルでは「寅」の代わりに「豹」が、チベットやタイではウサギの代わりに「猫」が使われています。
(2024年1月協会員限定配信「おしゃべりTV」より)
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六道を知る!
六道ってご存知ですか。
十月は神無月といい、出雲の国へ神様たちが集まるために、他の地方では神様が留守になります。
その間に民衆を守ってくれるのが、恵比寿様や金毘羅様、竈神、道祖神などだといいます。
村の入口や道端などに、よく見かける六体のお地蔵様にも民衆を見守ってくれる役割があると言われています。
そんな、つい見過ごしていることに目を向けてみるのも日本文化を知る上では大切なことですね。
六体ならぶお地蔵様を、六地蔵といいます。この六地蔵は六道の民衆を救う菩薩さまです。
では、六道とは何かと言いますと、三善道と三悪道の2つがあります。
三善道とは:自分の意志で行動できる道。
三悪道とは:自分の意志で行動できない道。
そして、それぞれ3体のお地蔵様がいて、それぞれに意味があります。
三善道
天道:幸福や快楽を感じる状態を見守る 「日光地蔵」
人間道:平常心だが善にも悪にも傾きやすい状態見守る 「除外障地蔵」
修羅道:自分の正義に凝り固まり慈悲の心を失った状態を見守る 「持地地蔵」
三悪道
畜生動:平常な判断力を停止に陥り動物のまま失った思考に行動する状態を見守る 「宝印地蔵」
餓鬼道:満たされない欲望により心身ともに苦しむ状態を見守る 「宝珠地蔵」
地獄道:生きる事自体が辛く苦しいこの世の全てを不幸に感じる状態を見守る 「檀陀地蔵」
このように、六地蔵様にはそれぞれ六つの意味があると言われています。
そして、仏教においては、六道輪廻と言われる生前の行いにより地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天のいずれかの道に生まれ変わるという考え方があります。
死後の魂は裁きを受け、六道の世界のどこかに転生し、これを繰り返すという仏教ならではの考え方です。
写真の六地蔵は、幢幡(どうばん)、合掌(がっしょう)、旗(はた)、念珠(ねんじゅ)、錫杖(しゃくじょう)、如意珠(にょいじゅ)、柄香炉(えこうろ)とそれぞれに持ち物があると考えられます。