年用意のお餅!

お餅                                    

鏡餅の形は平たく、満月の様に丸く、どっしりとしています。その形は一説には人の魂がこもる心臓を模したと言われ、社会や人間同士の付き合いが円満である事を現しているといいます。満月を別名「望月」と呼ぶ事から、鏡餅を拝むと望みを叶えられると信じられてきました。

 

この満月型の餅は、天皇の神器である「三種の神器」鏡・剣・勾玉のうつの一つである銅鏡の形に似ているから、鏡餅と言われるようになったといいます。

 

俳句では「餅」は冬の季語で「鏡餅」は新年の季語とされています。

 

やはり鏡餅はお餅の中でも特別な存在なのですね。菱餅、桜餅、柏餅、など沢山の行事のためのお餅がありますが、お正月の鏡餅やお雑煮は、やはり一番神々しいですね。

 

そもそも餅は稲作文化と共に日本に伝わったといいますから、古代から食べられていたようです。奈良時代や平安時代になると文献に残されていて、神が宿る特別な食べ物として行事には欠かせないものであったようです。

 

お餅は古代から日本人に食されていて、時代を越えて、形は変わっても、その神々しさは変わらず大切にされていますね。お煎餅にしたり、お汁粉にしたり、庶民にも広まり、お米が主食の日本人には、今でもやはり特別な食べ物ですね。

 

 

2025年12月26日 | カテゴリー : 歳時記 | タグ : | 投稿者 : wpmaster

もうすぐクリスマス!

12月は街の光に心が浮き立つ季節ですね。

日本でも年末イベントとして定着しているクリスマス!!!

世界に目を向けると

不思議で心が温まる“物語”がたくさん伝えられています。

 

 

今日は、そんな 世界のクリスマス逸話を

旅するようにご紹介しますね。

ちょっとした小噺として覚えておくと

誰かに話したくなるかもしれませんよ!!!

 

 

🎅 アメリカ:サンタの服はなぜ赤い?

 

昔のサンタは緑色や茶色など、姿はバラバラでした。

今の“赤いコートに白いモコモコ”のイメージは、1930年代の広告で描かれた優しいおじいさん像が世界中に広まったからと言われています。

サンタの姿も、時代とともに育ってきた文化なんですね。

 

🎄 ドイツ:クリスマスツリーの始まり

 

ツリーの発祥はドイツ。

16世紀、宗教改革者マルティン・ルターが星空の美しさに感動し、

“その光を家族にも見せたい” と木にろうそくを飾ったという逸話が残っています。

星を家に持ち帰る──なんてロマンチックなのでしょう。

 

👠 オランダ:シンタクラースと靴の贈り物

 

サンタクロースの源流とされるのが、オランダの シンタクラース。

12月5日の夜、白馬に乗って子どもたちを訪ねます。

暖炉の前に靴を置くと、お菓子を入れてくれるという習慣はここから生まれました。

靴下にプレゼントを入れる文化のルーツのひとつですね。

 

🧙 イタリア:魔女ラ・ベファーナの贈り物

 

イタリアの贈り物はクリスマス当日ではなく、1月6日の「公現祭」。

届けてくれるのは“魔女”ラ・ベファーナ。

三博士を助けようとして果たせなかった彼女は、今も世界の子どもに贈り物を届け続けている──

そんな切ないのに優しい物語が残っています。

 

🧦 イギリス:ストッキングに金貨の伝説

 

貧しい三姉妹のために、聖ニコラウスが

暖炉に干してあった靴下へそっと金貨を投げ入れた──

この話が、今の「クリスマスストッキング」の由来になったと言われています。

“誰かのためにそっと尽くす”精神が、クリスマスの温かさそのものですね。

 

❄️ 北欧:小さなおじいさんトムテ

 

スウェーデンの森には「トムテ」という小人が住むと信じられています。

家を守る精霊で、クリスマスにはお粥を出すと家族を守ってくれるのだとか。

日本の座敷わらしにもどこか通じる優しい存在です。

 

🌟 クリスマスの物語は、世界の“願い”のかたち

 

どの物語にも共通しているのは、

“子どもたちへの祈り”

“誰かを思うあたたかい気持ち”

です。

 

文化は違っても、

優しさを贈り合う気持ちは、国境を越えて受け継がれているのですね。

冬至は復活の兆し!

【冬至は復活の兆し】

 

冬至(とうじ)とは、一年で昼がいちばん短く、夜がいちばん長くなる日です。北半球では太陽の高さが最も低く、光が弱く感じられるため、「太陽の力が一番弱まる日」と考えられてきました。

 

けれども冬至を境に、太陽は再び力を取り戻し、少しずつ昼が長くなるため、昔の人々はこれを「復活の兆し」として祝い、ゆず湯やかぼちゃを食べて無病息災を願ったのです。

 

それでは、夏至・春分・秋分と比べるとどう違うのでしょうか。

 

  • 夏至(げし):一年で昼が最も長く夜が最も短い日。太陽の高さも最も高く光が強い。

冬至の“真逆”の位置にあり、季節のピークを示す日

  • 春分(しゅんぶん):昼と夜の長さがほぼ同じ。太陽が真東から昇り、真西に沈む、冬の終わりと春の訪れを本格的に感じる時期。
  • 秋分(しゅうぶん):昼と夜の長さが再びほぼ同じ。春分と対になり、季節の変わり目を示す。暑さが落ち着き、秋の深まりが始まるころ。

 

4つの日の関係を一言でまとめてみましょう。

 

冬至 → 昼が最短・夜が最長(太陽の力が最も弱まる日)

夏至 → 昼が最長・夜が最短(太陽の力が最も強い日)

春分 → 昼夜が同じで、ここから昼が長くなる節目

秋分 → 昼夜が同じで、ここから夜が長くなる節目

 

冬至を「太陽のリセット」と捉えると、春分・夏至・秋分はその途中経過を示す、大きな季節の目印になります。

 

なかでも、冬至が特別視される理由としては、冬至は単に「昼が短い日」ではなく、

そこから陽の光が再び増え始める「再生のスタート」と考えられてきたからなのです。そのため、ゆず湯に入る、かぼちゃを食べる、「ん」がつく食べ物(運盛り)を食べる。など、昔から特別な風習が残っています。

 

こうして冬至は、「復活の兆し」として、人々に寒い冬を乗り越えるための希望を与えてくれて来たのですね。

 

日本だけにとどまらず、宇宙的な壮大な規模の無限の偉大さは、今も昔も変わることなく人々の心に大切に伝えられているのです。これからも自然の壮大な力と太陽の恵に感謝することを、人間は決して忘れてはならないと痛感致します。

 

 

 

 

2025年令和七年 十二月

「おしゃべりHAIKUの会」主宰

一般社団法人俳句文芸協会代表理事  上野貴子

 

七五三の季節ですね!

☆上野貴子の俳句でおしゃべり☆彡

【七五三と千歳飴の由来】NBSAcademy便り

 

おはようございます。

俳句作家の上野貴子です。

 

 

秋も深まり、晴れ着姿の子どもたちが
神社へと向かう微笑ましい季節になりました。

十一月十五日は「七五三」。
古くから、子どもの成長を感謝し
これからの健やかな未来を祈る日本の伝統行事です。

 

 

七五三とは、「三歳の男女」

「五歳の男の子」「七歳の女の子」が、

無事に成長したことを神様に報告し

これからの健康と幸せを願う行事です。

 

 

もともとは、髪を伸ばし始める「髪置(かみおき)」が三歳。

初めて袴をはく「袴着(はかまぎ)」が五歳。

帯を結ぶ「帯解(おびとき)」が七歳。

といった成長の節目を祝う風習が由来とされています。

 

 

現在では、家族そろって神社にお参りし

子どもの成長を祝う温かな行事として親しまれていますね。

 

 

そして、七五三といえば手に下げた「千歳飴」。

その起こりは江戸時代初期
浅草の飴売りが「長寿と繁栄を願う飴」として
売り出したのが始まりと伝えられています。

 

 

“千歳”という名には

「千年もの長い寿命を授かりますように」

という願いが込められています!

 

 

細く長い形は「命の長さ」を

紅白の色は「めでたさ」と「健康」を表しています。

また、飴を包む袋には

鶴亀や松竹梅といった吉祥の図柄が描かれ

すべてに祈りと願いの意味が重ねられています。

 

 

俳句もまた、このような「祈り」や

「感謝の心」を言葉にする芸術です。

伝統に込められた想いを感じながら

今の季節を詠んでみるのも情緒がありますね。

 

 

「帯締めて髪結い七つの娘はお疲れ・・・貴子」

なんちゃって俳句!

七五三の女の子を見るとあどけない姿が

とても可愛らしいですね。

何だか疲れて帯が苦しかったことを

うる覚えですが、ふと思い出します。

 

 

★「なんちゃって俳句で己書」第5弾

https://youtu.be/OCQUl1_1u8U

 

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2025年11月12日 | カテゴリー : 講座 | タグ : | 投稿者 : wpmaster

俳句検定講座始まる!

この秋から俳句検定講座が始まります。

まずは、ミニセミナー&説明会から始まります。

俳句検定講座そのものは11月9日(日)の一日です。

「1Day短期集中俳句講座」として
この日一日で俳句検定問題集を使い俳句検定合格間違い無し!!!

たった1日で俳句検定問題集2025年版を全問網羅した解答解説で

はじめての方からベテランまで

俳句の知識がみっちり習得出来ちゃいま~~す!!!

まずはミニセミナーと説明会から、是非、ご参加ください!
https://forms.gle/WidPYGAyb8BdCriy9

 

 

2025年9月29日 | カテゴリー : 講座 | タグ : | 投稿者 : wpmaster

己書俳句がいよいよスタート!

己書俳句がいよいよスタートしました!!!

まずは三茶の句会のあとの俳句会でのはじめての己書俳句体験から

皆さんノリノリで楽しく己書作品が出来上がり!!!

そして、お家マルシェデビュー!!!

参加して下さった皆様、ありがとうございました。
己書って不思議に楽しい自由な文字アートです!!!

書き順もルールもなし!
想いのままの己書文字アートは
心が開かれて楽しくなります!!!

この日も己書パワー全開でその日のうちに
作品が出来上がりました!!!

https://haikunbs.com/2021/news/%e5%b7%b1%e6%9b%b8%e4%bf%b3%e5%8f%a5%e3%81%84%e3%82%88%e3%81%84%e3%82%88%e5%a7%8b%e3%81%be%e3%82%8a%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f%ef%bc%81/

 

和伝会との繋がり

コラボ商品/企業プロモーション | 一般社団法人日本文化舞台支援機構

今回は和伝会の和文化体験お教室のご紹介です。

吉村珠尾上方舞教室 – 吉村珠尾上方舞教室|初心者の方を対象とした地唄舞(上方舞)の教室です。 https://yoshimura-tamao.com/

なかなか触れる機会がない日本文化を気軽に体験できます。

是非、ご覧ください。

2025年1月19日 | カテゴリー : 和文化体験 | 投稿者 : wpmaster